「構え」とはなんだ?
(かまえとはなんだ?)
はじめから読む
目次
1 スランプ(1)
1 スランプ(2)
1 スランプ(3)
1 スランプ(4)
2 スパーリング(1)
2 スパーリング(2)
2 スパーリング(3)
2 スパーリング(4)
3 ボクシングにおける構えとは?(1)
3 ボクシングにおける構えとは?(2)
3 ボクシングにおける構えとは?(3)
3 ボクシングにおける構えとは?(4)
4 霧山一拳のボクシング
5 開眼(1)
5 開眼(2)
5 開眼(3)
5 開眼(4)
1 スランプ(2)
1 スランプ(3)
1 スランプ(4)
2 スパーリング(1)
2 スパーリング(2)
2 スパーリング(3)
2 スパーリング(4)
3 ボクシングにおける構えとは?(1)
3 ボクシングにおける構えとは?(2)
3 ボクシングにおける構えとは?(3)
3 ボクシングにおける構えとは?(4)
4 霧山一拳のボクシング
5 開眼(1)
5 開眼(2)
5 開眼(3)
5 開眼(4)
〈巻末付録〉 ボクシングの構え方
*****
登場人物
●カツオ
プロ志望の練習生。スピードを信条としたアウトボクサー。
子供のころから体が小さくて臆病な性格だったが、ボクシング愛では誰にもまけない。
フルネームは、田中 勝男(たなか かつお)。
身長 160センチ。ミニマム級。
「今度の試合、がんばってください! オレ、応援に行きます!」
●霧山 一拳(きりやま いっけん)
月尾ジム所属のプロボクサー。実家は空手の道場。
容姿も性格もサムライ然としており、寡黙(かもく)で生真面目(きまじめ)な性格。当たれば一撃で倒せる右ストレートをもっている。
だが、六回戦にあがってからは勝つことができず、スランプにおちいっている。
身長 170センチ。フェザー級。
「おかげで、目が覚めたよ」月尾ジム所属のプロボクサー。実家は空手の道場。
容姿も性格もサムライ然としており、寡黙(かもく)で生真面目(きまじめ)な性格。当たれば一撃で倒せる右ストレートをもっている。
だが、六回戦にあがってからは勝つことができず、スランプにおちいっている。
身長 170センチ。フェザー級。
●俊矢
プロ志望の練習生。カツオとは同期なのだが、カツオのことを先輩としてうやまっている。
真面目(まじめ)で謙虚な好青年だが、ひとたびリングにあがると野獣のように荒々しいファイトをする。
フルネームは、山木 俊矢(やまき としや)。
身長 169センチ。フェザー級。
「『おれも早くあのリングに立ちたい』って、そう思いました」プロ志望の練習生。カツオとは同期なのだが、カツオのことを先輩としてうやまっている。
真面目(まじめ)で謙虚な好青年だが、ひとたびリングにあがると野獣のように荒々しいファイトをする。
フルネームは、山木 俊矢(やまき としや)。
身長 169センチ。フェザー級。
●滝本 陽介(たきもと ようすけ)
月尾ジムのトレーナー。いつも大きな声をはりあげている。
見た目は強面(こわもて)だがボクシングの指導は理論的。
カツオと霧山一拳の指導を担当。
●月尾 敬太郎(つきお けいたろう)
月尾ジムの会長。昔かたぎの人情味あふれる人物。
俊矢の指導を担当。
*
六回戦ボクサーの霧山一拳は、試合に連敗し、スランプにおちいっていた。
カツオは霧山の弟弟子(おとうとでし)として、なんとか力になれないものかと思い悩んでいた。
そんな状況のなか、否定の連鎖から抜けだせずに苦しむ霧山に、トレーナーの滝本は厳しい態度で指摘する。
「いまのおまえには『構え』がないんだ」
滝本、霧山、カツオの3人は「構えの意味」について語り合い、それぞれの主張をぶつけ合うのだった。
*****
本作『「構え」とはなんだ?』における著作の権利は本条克明に帰属しています。
©Katsuaki Honjo 2018