月尾ボクシングジム物語
本条克明のボクシング小説を収録。
ラベル
22 スピードでパワーファイターに勝つ 第二章
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
ラベル
22 スピードでパワーファイターに勝つ 第二章
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
2018年12月25日火曜日
オレの『いま幸せ』(3)
はじめからよむ
もくじページ
**********
ふたりが帰ったあと、カツオはあらためて自分の問題と向き合った。
続きを読む »
2018年12月24日月曜日
オレの『いま幸せ』(2)
はじめからよむ
もくじページ
**********
カツオは、ふたりの期待に応(こた)えて説明する。
続きを読む »
2018年12月23日日曜日
オレの『いま幸せ』(1)
はじめからよむ
もくじページ
**********
オレの『いま幸せ』
ほかのジムからやってきた同い年のプロボクサーとスパーリングをして、惨敗した――
昨日のあの出来事を、カツオはふたりに語った。
続きを読む »
2018年12月22日土曜日
殴り合いのスキルがあっても身につかない強さ(2)
はじめからよむ
もくじページ
**********
過去に経験した挫折や苦悩をひととおり話し終えたところで、誠一は言った。
「最近では、どんなにつらくても自分のマイナス感情から逃げないようにしてるよ。
それを抑(おさ)えつけたり、ごまかしたりはしない。悲しいときには悲しんで、憤(いきどお)るべきときには怒って、悩むべきときには悩む――人間なんだから、それでいいんだって思ってるよ。
生きていれば、いいことばかりじゃないのは当たり前、つらい出来事はかならず起きる。それはしかたのないことなんだ。
大事なのは、マイナス感情がやってきたらそれから逃げずに、それとともに生きること――そう自分に言い聞かせるようにしてるよ」
続きを読む »
2018年12月21日金曜日
殴り合いのスキルがあっても身につかない強さ(1)
はじめからよむ
もくじページ
**********
殴り合いのスキルがあっても身につかない強さ
カツオ、誠一、賢策の3人は、おなじ高校にかよっている。
続きを読む »
2018年12月19日水曜日
カツオが落ち込んでいると、俺たちまでへこんじまう(3)
はじめからよむ
もくじページ
**********
カツオは、部屋のなかで悶々(もんもん)とした時間をすごしていた。
外の空気を吸えば少しは気が晴れるかと思ったが、何も変わらなかった。
それはそうだろう。家にいようが外にいようが、惨敗したという事実は変わらないのだから……。
続きを読む »
2018年12月18日火曜日
カツオが落ち込んでいると、俺たちまでへこんじまう(2)
はじめからよむ
もくじページ
**********
「えっ!」
俊矢は驚き、目を見ひらいた。
「それじゃ、最初からカツオさんを敗北させるためのスパーだったんですか!?」
「そうだ」
続きを読む »
2018年12月17日月曜日
カツオが落ち込んでいると、俺たちまでへこんじまう(1)
はじめからよむ
もくじページ
**********
カツオが落ち込んでいると、俺たちまでへこんじまう
星乃塚(ほしのづか)は更衣室で着替えをすませ、練習場にでた。
拳(こぶし)にバンデージを巻いていく。
巻きながら、今日はいつもと雰囲気(ふんいき)がちがうな、と思った。
活気がないというか、さびしい感じがするというか、とにかく暗いのだ。
原因はわかっていた。
続きを読む »
2018年12月14日金曜日
殴られることがこわいんじゃない(2)
はじめからよむ
もくじページ
**********
陽(ひ)が暮れてきた。
いつもなら自転車で月尾ジムに向かっている時間だ。
習慣とちがうことをするというのは落ち着かない。
家にいても悶々(もんもん)とネガティブなことばかり考えてしまう。
頭痛もだいぶおさまってきたことだし、少し外の空気を吸ったほうがいいかもな……。
カツオはそう思い、町内をかるく散歩することにした。
続きを読む »
2018年12月11日火曜日
殴られることがこわいんじゃない(1)
はじめからよむ
もくじページ
**********
第二章
殴られることがこわいんじゃない
「まけると、こういう気持ちになるのか……」
カツオはいま、敗北というものを思い知らされていた。
続きを読む »
前の投稿
ホーム
登録:
投稿 (Atom)